「またかゆい…」自分だけが蚊に
たくさん刺されて、隣にいる友だちは
全く刺されていない。
こんな経験はありませんか？
なぜ、同じ場所にいても蚊に刺される人と
刺されない人がいるのでしょうか。
蚊に刺されやすい人にはどんな特徴が
あるのか、衣服の色や血液型が関係
しているのか、そして、どのようにして
刺されるのを防げば良いのかについて
考えてみましょう。
蚊に好まれやすい人とその対処
服の色について
蚊は白と黒の二色のみを認識できます。
そのため、暗い色、特に黒色の服を
着ている人の方が蚊に刺されやすい
傾向にあります。
これは衣服だけでなく、日焼けしている
暗い肌の人も蚊に刺されやすいと
されています。
血液型が影響する？
「O型は蚊に刺されやすい」とよく
聞きますが、実際はどうでしょうか？
確かに、O型の人が他の血液型の人に
比べて蚊に刺される確率が高いと
言われています。
しかし、それが他の血液型の人が
刺されないというわけではなく、
詳しい理由はまだ解明されていません。
蚊に刺されやすい人への対策
蚊に刺されやすい体質を持つ人がいる
一方で、体温を下げたり二酸化炭素の
排出を止めたりすることは実現不可能
ですし、血液型を変更することも
できません。
では、どうやって蚊から身を守れば
いいのでしょうか？
蚊に刺されにくくなる対策
– 蚊の生息地を避ける：蚊が好む草むらや
林などにはできるだけ近づかないように
しましょう。
– 蚊の繁殖を防ぐ：蚊は水溜りで繁殖するため、周りに水溜りを作らないことが重要です。
– 靴下の着用：蚊は足の臭いに引き寄せられるので、サンダルよりも靴下を着用することが推奨されます。
– 肌の露出を控える：できる限り肌を露出しない服装を選びましょう。
– 暗い色の服を避ける：蚊は暗い色に惹かれるので、黒や濃い色の衣類の着用は控えるべきです。
– 虫よけスプレーの使用：露出している肌には、定期的に虫よけスプレーを使用しましょう。
– 扇風機の活用：蚊は強い風に弱いため、室内では扇風機を使用すると良いでしょう。
– 蚊取りスプレーの使用：室内で蚊を寄せ付けないために、蚊取りスプレーを使用しましょう。
蚊に刺されやすい人の特徴とは？
周りに蚊に刺されやすい人がいませんか？
同じ場所にいても、人によって蚊に
刺される頻度に差があるのはなぜでしょう。
この理由を明らかにするためには、まず
蚊の種類とその生態から理解することが
重要です。
なぜ蚊は人を刺すのか？
蚊が人の血を吸うのは、メスが産卵に
必要な高カロリーの栄養を得るためです。
オスとメスの両方が通常は花の蜜を
食べますが、メスだけが血を求めます。
蚊が人に寄る理由
蚊が人間に寄ってくるのは、人が放出する
二酸化炭素、汗の中のアセトンや乳酸、
そして体温の高さに反応するからです。
蚊に刺されやすい人の特徴は、次のように
まとめられます。
– 汗をたくさんかいている
– 体温が高い
– 二酸化炭素を多く排出している
具体的には、以下のような人たちが
蚊に刺されやすいです。
– スポーツをした直後の人は、
激しい運動により多くの二酸化炭素を排出します。
– 体重が多い人は、体温が高めで、
汗をかきやすい傾向にあります。
– 妊婦や赤ちゃんは、
体温が高めなので注意が必要です。
蚊に刺される原因は？
私たちが日常で遭遇する蚊には様々な
種類がありますが、人の血を吸うのは
その中の約30種類。
特に、アカイエカやヒトスジシマカが
代表的です。
– ヒトスジシマカは、昼から夜にかけて
活動する白と黒の縞模様が特徴の蚊で、人をよく刺します。
– アカイエカは、夕方から夜にかけて活動し、
赤みがかった茶色をしています。
まとめ
蚊に刺されやすい人はさまざまな要因が
ありますが、日常のちょっとした工夫で
蚊に刺されるリスクを減らせます。
それでも刺されてしまった場合のために、
虫刺され薬をいつも携帯しておくと
安心です。
