ひとり暮らしをする上で、家賃に次いで
大きな出費となるのが食費です。
経済的な制約がある中、なるべく
支出を減らしたいと思うのはごく
自然なこと。
そこで、ひとり暮らしの食費の平均は
どれほどなのか、どうやって節約すれば
いいのか、そして自炊の基本は何かに
ついて見てみましょう。
ひとり暮らしの食費の平均は？
ひとり暮らしをしている人たちの間で、
一体月にどれくらいの食費がかかるのかは
大きな関心事です。
総務省統計局の2016年のデータによれば、
平均的な食費は約40,000円ほどとなっています。
ただし、年齢によってこの平均値は
変わってきます。
具体的には、34歳以下は約45,345円、
35歳から59歳は約44,550円、そして
60歳以上では約36,378円となっています。
59歳以下の人たちの場合、食費の平均は
おおよそ45,000円となります。
このように、20代から50代ではこの額が
一つの目安になり得ます。
だけど、食費の平均額以上に重要なのは、
収入全体に対する食費の割合です。
たとえば、月収が10万円と30万円だと
すると、4万5千円の食費が占める割合は
大きく変わってきます。
理想とされるのは、収入の約18%を
食費にあてることです。
食費の節約方法
収入が限られている場合や、他の出費で
食費を抑えたいときには、節約が
必要になります。
効果的に節約をするための方法としては、
自炊が挙げられます。
節約を成功させるためのポイントは
次の3つです。
1. 賢い買い物を心がける
買い物をする際には、節約に繋がる方法を
考えてみましょう。
無駄遣いを避け、必要なものだけを
購入することがポイントです。
3. **メニューを多様化する**：
同じ料理ばかりだと飽きてしまうので、
様々なレシピに挑戦してみることを
おすすめします。
これらのポイントを抑えることで、
ひとり暮らしの食費を上手に管理し、
節約しながらも楽しい食生活を送る
ことができるでしょう。
2. 食費の目標を設定する
節約を始めるにあたって、まずは1か月の
食費の目標額を設定しましょう。
目標がないと、節約が続かなかったり、
無理な目標を設定してしまうとストレスが
溜まったり栄養が偏ったりすることが
あります。
初めは無理のない範囲で、月35,000円
程度を目安にすると良いでしょう。
食費を節約する自炊術
一人暮らしで食費を抑えたいけれど、
料理未経験だと自炊は一見ハードルが
高いように感じますね。
料理に挑戦しても、疲れていて面倒
だったり、同じようなメニューばかりで
飽きたり、満足できる量を作れなかったり
することもあるでしょう。
こうした障害を乗り越え、効果的に
節約へとつなげるコツを紹介します。
手間を省く方法
毎日ご飯を炊くのが大変なら、休日に
大量に炊いて小分けに冷凍保存して
おくと良いでしょう。
これなら平日はレンジで温めるだけで
手軽に食べられます。
また、おかずに関しても、作り置きや
レトルト、冷凍食品を上手に使って
時間を節約しましょう。
メニューを豊富にするアイデア
毎日同じ料理では飽きてしまうもの。
簡単でもいいので、さまざまなレシピを
事前に考えておくと、毎日の食事が
楽しみになります。
– **カレーやシチュー**：基本的な野菜と肉を煮込むだけで完成。栄養バランスもよく、残れば次の日にも美味しく食べられます。
パスタや麺類
レトルトソースを使えば、手軽に
美味しいパスタが作れます。
冷たい麺は夏にピッタリ。
チャーハン・お茶漬け・おにぎり
いつものご飯に飽きたら、これらの
メニューで変化をつけてみましょう。
手軽に作れて食べ応えもあります。
鍋物やおでん
寒い季節には最適で、野菜や肉をたっぷり
摂れます。
材料を鍋に入れて煮るだけなので
簡単です。
冷凍食品とレトルトを賢く活用
冷凍食品やレトルトはセールの時に
まとめ買いすると便利です。
手間をかけずに一品増やせるので、
疲れている時にも重宝します。
また、様々な種類の丼物やカレーなど、
レトルト食品も豊富なので活用しましょう。
満腹感を得るコツ
自炊の大きなメリットの一つは、
食費を節約できる点です。
特に、自分でご飯を炊くことは重要。
シンプルなおかずでも、炊き立ての
ご飯があれば満足度が高まります。
おかずは手作りするのがベストですが、
忙しい時はスーパーの惣菜やレトルト、
冷凍食品を賢く利用しましょう。
一人暮らしでの食費を賢く節約するショッピング戦略
食費を減らすためには、どこで何を買うかが
重要です。
賢い選択をすることで、無駄遣いを防げます。
スーパーマーケットでの購入時のポイント
スーパーマーケットでの買い物では、
特売品を狙うことが節約への近道です。
特売情報はチラシやウェブサイトで
確認できるので、事前にチェックして
おきましょう。
また、夕方にはお惣菜や刺身などが
割引になることがあるため、仕事帰りに
立ち寄るとお得に買い物ができます。
休日にはまとめ買いを
平日は忙しくてスーパーマーケットに
行く時間がないという人は、休日に
まとめて買い物をするといいでしょう。
日替わりの特売品を逃すことはあっても、
コンビニで買うよりはずっと安く
済ませることができます。
事前に必要なものをリストアップして、
休日にお得な価格で購入すると良いですね。
100円ショップも上手に活用
100円ショップには、低価格で多様な
食品が揃っています。
近所にあるなら、ぜひ活用してみましょう。
場合によってはスーパーよりも安く
手に入ることがあり、節約の大きな助けと
なります。
コンビニショッピングは避けましょう
コンビニは便利な反面、商品の価格が
高めに設定されていることが多いので、
節約を心掛けている場合は避けた方が
賢明です。
コンビニでは、思わぬ衝動買いを
してしまうこともありますし、公共料金の
支払いも、手数料を節約する意味で
コンビニよりも口座引き落としの方がお得です。
まとめ
節約中でも、たまには外食で気分を
変えるのも大切です。
そして、この機に料理の腕を上げるのも
一つの楽しみ方。
美味しくてコストパフォーマンスの高い
食事を作ることができれば、食費節約が
さらに楽しくなるでしょう。
頑張りましょう。
