ルービックキューブは、1974年にハンガリーの建築家エルノー・ルービックが発明した立体パズルです。6面それぞれに9つの色付きの小さな正方形があり、回転させてすべての面を同じ色に揃えるのが目的です。このパズルは、世界中で人気があり、数多くの競技会や記録挑戦が行われています。
では、ルービックキューブの世界記録は誰が持っているのでしょうか?また、どのような方法で記録を達成したのでしょうか?ここでは、ルービックキューブの最速記録やユニークな記録について紹介します。
3×3×3キューブの最速記録
3×3×3キューブとは、一辺が3つの正方形からなる一般的なルービックキューブのことです。このキューブを最速で揃える競技は、スピードキュービングと呼ばれ、世界中で盛んに行われています。
現在、3×3×3キューブの最速世界記録は、3.47秒です。この記録は、2018年11月24日に中国の杜宇生(Yusheng Du)選手がWuhu Open 2018という大会で達成しました。杜選手は、この大会では注目されていなかった選手でしたが、突然の世界記録に会場は驚きと歓声に包まれました。
この記録を上回るものは、現在までに認定されていません。しかし、それぞれの大陸での最高記録は過去の世界記録を上回っている事例もあります。例えば、オーストラリア出身のフェリックス・ゼムデグス(Feliks Zemdegs)選手は、2018年5月に4.22秒2というオセアニア記録を樹立しました。ゼムデグス選手は、多くの種目で世界記録を持っている有名なキュービストです。
目隠しで揃える記録
目隠しで揃える競技とは、まず目を見える状態でキューブを観察し、その後目隠しをしてから揃えるというものです。この競技では、観察時間と解答時間の合計がタイムとなります。
目隠しで揃える競技では、日本人選手の活躍が目立ちます。日本人選手の青柳吟(Sho Aoyanagi)選手は、2017年12月に22.33秒3という世界記録を樹立しました。青柳選手は、観察時間がわずか5秒だったことも驚異的です。
ロボットによる最速記録
ロボットによる最速記録とは、機械やロボットが自動的にキューブを揃えるというものです。この記録は、人間の能力を超える速さでキューブを解くことができます。
現在、ロボットによる最速記録は、0.38秒です。この記録は、2018年3月にベン・キャッツ(Ben Katz)氏とジャレッド・ディアゴスティーノ(Jared Di Carlo)氏が開発したロボットが達成しました.
まとめ
ルービックキューブの世界記録は、人間やロボットによって様々な方法で挑戦されています。最速記録は日々更新されており、その限界はまだ見えません。ルービックキューブは、単なるパズルではなく、科学や芸術の分野でも活用されています。ルービックキューブの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
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