熱中症対策におすすめの飲み物と食べ物
暑い日が続くと、熱中症のリスクが高まります。熱中症は、体温の調節がうまくできずに体温が上昇し、さまざまな症状を引き起こす状態です。重篤な場合は死亡することもあります。
熱中症を予防するためには、適切な水分補給と栄養摂取が必要です。しかし、どんな飲み物や食べ物を選べばいいのでしょうか?
この記事では、熱中症対策におすすめの飲み物と食べ物を紹介します。
飲み物
熱中症対策におすすめの飲み物は、以下の3つです。
経口補水液
麦茶
水
水は人間の体の6割を占める物質であり、健康の維持のためには毎日適量の水分補給が必要です。
水には熱中症予防のために必要な栄養素であるナトリウムやカルシウム、マグネシウム、カリウムが含まれています。
水は何を飲むか迷った場合は、まず口にすることがおすすめです。
経口補水液
経口補水液は、水分や電解質の補給を目的として開発された飲料です。
経口補水液には、水分とナトリウム、カリウム、塩分、糖分などがバランスよく配合されており、熱中症予防に必要な成分が適切に含まれています。
経口補水液は液体だけでなく粉末や錠剤の形で販売されているものもあります。
麦茶
麦茶はカフェインを含まないため、誰でも安心して飲むことができます。
麦茶には、ナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが含まれています。
ミネラルは、体内の水分や電解質のバランスを保つために必要な成分です。汗をかくと、水分とともにミネラルも失われます。そのため、水分だけでなくミネラルも補給することが熱中症予防に重要です。
麦茶を飲むことで、水分とミネラルを同時に摂取できるため、水よりも熱中症予防の効果が優れているといえます。
食べ物
熱中症対策におすすめの食べ物は、以下の4つです。
バナナ
納豆
うなぎ
梅干し
梅干しは塩分(ナトリウム)やクエン酸を豊富に含む食べ物です。
塩分は汗とともに失われるため、適度に補給することが必要です。しかし、塩分はあまり多く摂りすぎると高血圧や脱水の原因になるため、注意が必要です。
クエン酸は腸でミネラルの吸収を促進する作用があります。また、クエン酸は体内でエネルギー代謝を助ける働きもあります。
梅干しは水分や塩分だけでなくクエン酸も補えるため、熱中症対策におすすめの食べ物です。
バナナ
バナナはカリウムを豊富に含む食べ物です。
カリウムは細胞の水分を保持する作用があるミネラルです。不足すると細胞が脱水状態になり、熱中症のときに内蔵機能が落ちるおそれがあります。
カリウムは汗をかいたときに排泄されやすくなるため、暑い日には不足しないよう注意が必要です。
また、普段からカリウムをしっかり摂っておくと、熱中症になったとき回復しやすくなるとされています。
バナナは手軽に食べられる上にカリウムが多く含まれているため、熱中症対策におすすめの食べ物です。
納豆
納豆はビタミンB群やカリウムなどを含んでいる食べ物です。
ビタミンB群は疲労回復に効果があり、夏バテを予防して、体力を維持できます。
カリウムは前述の通り、細胞の水分を保持する作用があります。
納豆には汗と一緒に失われるカリウムなどのミネラル分も豊富なのでおすすめです。
納豆は朝食やおかずに食べると、熱中症対策に役立ちます。
うなぎ
うなぎはビタミンB1やビタミンA、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝を助ける作用があります。エネルギー不足になると熱中症になりやすくなりますが、ビタミンB1を摂取することで予防することができます。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保つ作用があります。皮膚や粘膜は体温調節や感染症の防御に重要な役割を果たしていますが、暑さや乾燥によって傷つきやすくなります。ビタミンAを摂取することで、皮膚や粘膜の機能を高めることができます。
カルシウムや鉄は血液の生成や循環に必要なミネラルです。血液は体温調節や栄養素の運搬に欠かせませんが、暑さや汗によって減少したり、流れが悪くなったりします。カルシウムや鉄を摂取することで、血液の量や質を改善することができます。
うなぎは多くの栄養素を含むため、熱中症対策におすすめの食べ物です。
まとめ
熱中症は水分補給と栄養摂取が予防のカギです。
おすすめの飲み物は水、経口補水液、麦茶です。
これらの飲み物は水分と塩分、ミネラルをバランスよく補給できます。
おすすめの食べ物は梅干し、バナナ、納豆、うなぎです。これらの食べ物はビタミンB1やクエン酸、カリウムなどの成分が豊富に含まれており、エネルギー代謝や体温調節を助けます。
暑い日が続くときは、適切な飲み物と食べ物を意識して摂取しましょう。自分の体調や環境に合わせて、水分補給をこまめに行いましょう。
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