暑い夏には、熱中症に注意しなければなりません。
熱中症は、体温調節がうまくできなくなって、体内の水分や塩分が不足することで起こる症状です。
熱中症の予防には、適切な水分補給がとても重要です。
しかし、水分補給にはどんな飲み物を選べばいいのでしょうか?
また、どのくらいの量や頻度で飲めばいいのでしょうか?
今回は、熱中症対策におすすめの飲み物や水分補給のコツと注意点について解説します。
熱中症対策におすすめの飲み物
熱中症対策におすすめの飲み物は、スポーツドリンクや経口補水液です。
これらの飲み物は、水分だけでなく、汗とともに失われる塩分やミネラルも含んでいます。
塩分やミネラルは、体内の水分バランスや浸透圧を調整する役割があります。
アイソトニック
スポーツドリンクや経口補水液は、アイソトニックと呼ばれるタイプのものがおすすめです。
アイソトニックとは、体液と同じくらいの濃度や浸透圧を持つ飲み物のことです。
アイソトニックの飲み物は、体液と同じくらいの濃度や浸透圧を持つため、効率よく水分や塩分を吸収できます。
スポーツドリンクや経口補水液は、市販されているものを利用することができますが、自宅で手作りすることも可能です。
手作りする場合は、以下のレシピを参考にしてください。
手作りレシピ
スポーツドリンク
水1リットルに対して塩小さじ1/2(約3g)
レモン汁大さじ2(約30ml)、
砂糖大さじ4(約60g)を混ぜる。
経口補水液
水1リットルに対して塩小さじ1/2(約3g)
重曹小さじ1/4(約1.5g)
クエン酸小さじ1/4(約1.5g)
砂糖大さじ6(約90g)を混ぜる。
水分補給のコツと注意点
水分補給をする際には、以下のコツと注意点を覚えておきましょう。
こまめに少量ずつ飲む
一度にたくさん飲むと胃腸に負担がかかり、吸収が遅くなります。また、尿として排出されやすくなります。そのため、こまめに少量ずつ飲むことがおすすめです。
喉が渇く前に飲む
喉が渇くという感覚は、すでに軽度の脱水状態になっているサインです。喉が渇く前に飲むことで、水分不足を防ぐことができます。
冷たすぎない飲み物を選ぶ
冷たすぎる飲み物は、胃腸の血管を収縮させて吸収を妨げる可能性があります。また、体温調節の機能を低下させる可能性もあります。そのため、冷たすぎない常温かぬるま湯の飲み物を選ぶことがおすすめです。
アルコールやカフェインは控える
アルコールやカフェインは利尿作用があり、水分を排出させる効果があります。そのため、熱中症対策の水分補給には向いていません。アルコールやカフェインを含む飲み物は控えるか、水分補給をしっかりするようにしましょう。
まとめ
熱中症対策には、水分だけでなく塩分やミネラルも含んだスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
水分補給をする際には、こまめに少量ずつ飲み、喉が渇く前に飲み、冷たすぎない飲み物を選び、アルコールやカフェインは控えるようにしましょう。
暑い夏には、熱中症対策の飲み物でしっかり水分補給をして、健康に気を付けてください。
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