「ご祝儀袋」の「中袋」への書き込み方：ボールペンはOK？金額を横書きは？

「ご祝儀袋」を準備する際、
「中袋」の取り扱いには注意が必要です。

正しい書き方にはマナーが関わってくるため、
慎重に行いたいものです。

ここでは次の質問に答えていきます：

– 「ご祝儀袋」の「中袋」には
どう記入するのが正しいのか？
– 「中袋」をボールペンで書くことは適切か？
– 「中袋」への金額の記入は横書きでも良いのか？

「ご祝儀袋」の「中袋」への記入方法

「ご祝儀袋」の「中袋」に記入する際、
厳密な規則はありませんが、
通常は金額を漢数字で表面に記し、
裏面には住所と名前を縦書きで入れます。

「中袋」に金額や住所、名前を記入するのは、
結婚式の当事者が誰からのご祝儀かを容易に
確認できるようにするためです。

外袋を取り除いた際に
「中袋」に名前が記載されていないと、
贈り主が誰かを特定できなくなります。

金額を漢数字で記入するのは、
一般的に縦書きで行われ、
誤解を防ぐために複雑な字形が用いられます。

「也」の文字を金額の後につける習慣は、
昔、円より小さい単位が存在していた時代に、
金額の不正変更を防ぐために使われていました。

しかし、現在はそうした単位が
使われなくなったため、
一般的には「也」を付けないことが普通です。

日常的に使用するボールペンで
「ご祝儀袋」の「中袋」に記入するのは、
マナー違反と考えられています。

通常、記入には毛筆や筆ペンが推奨されます。

特に慶事では濃い黒色での記入が求められ、
薄墨は避けるべきです。

ボールペンは事務用とみなされるため、
格式ある場ではふさわしくありません。

筆ペンには硬さが異なるものがあるので、
購入前に試し書きして自分に合ったものを
選ぶことをお勧めします。

毛筆が苦手な人は、
黒のサインペンを使うのも一つの方法です。

「ご祝儀袋」の「中袋」には、住所、名前、
金額を記入するためのスペースが
あらかじめ設けられていることが増えています。

（例：「中袋」の表には住所と名前、
裏には金額を記載）

このような場合、用意されたスペースに沿って
記入すれば問題ありません。

ただ、金額を横書きで書くかどうかは
悩むところです。

例えば、三万円を入れる場合、
次のどちらの方法が良いでしょうか？

1. 三万円（漢数字）
2. 30,000円（アラビア数字）

どちらの表記も問題ないとされています。

「ご祝儀袋」の「中袋」の記入方法について
説明しました。

結婚式への参加は頻繁ではないので、
扱いに不慣れな場合があります。

準備は早めに行い、
慌てないようにすることが重要です。

また、新札を準備することも
忘れないでください。