「大学の入学式に親御さんが同伴しても大丈夫かしら?」
「普段、どれくらいの保護者がこのような式典に参加するの?」
お子さんの大学進学が決まったら、親としては
受験の終わりにほっと一息つきますよね。
けれども、次に考えるべきは入学式への
出席かどうかです。
18歳以上の学生は法的に成人とされるので、
保護者が式典に参加することが過保護や
過干渉と見なされるかもしれないと
心配する方もいるでしょう。
この記事では、大学の入学式に保護者が
同伴するのが適切かどうかについて
考えてみます。
■大学入学式に保護者が出席するのは問題ないの?
多くの大学では保護者向けの席が用意されていたり、
保護者説明会が行われることもあるので、
大学の入学式に保護者が参加すること自体に
問題はありません。
大学から保護者の不参加を明確に求められない限り、
出席しても大丈夫です。
ただし、保護者の数に制限がある場合もありますので、
事前に確認が必要です。
それでも、心配されるのはもっと感情的な面かもしれません。
「大学生になる子どもに親が付き添う必要はないのでは?」
という意見も存在します。
大学入学式に保護者の同伴は必要?それとも不要?
「大学生になる子どもの入学式に親が出席するべきかどうか」
保護者が同伴しなくても良いとされる主な理由は
次のとおりです。
■大学入学式に参加する保護者の割合
近年の少子化の影響で、子どもに対する関心が高まり、
保護者の参加率も増加しています。
具体的なデータは別のページでご覧いただけますが、
大体の出席率は母親が約70%、父親が約30%
となっています。
これは、10人の学生に対して7人の母親が
同伴することを意味しており、現代では
保護者の参加が普通になりつつあると
言えるでしょう。
【保護者が出席しても良い理由】
– 子どもの新しいスタートを見守りたいという親心
– 大学の環境や雰囲気を実際に体験する機会
– 保護者向けの説明会があれば、大学の教育方針を
理解するのに役立つ
保護者が学費を支払っていることを考慮すると、
入学式に参加するのは理解できることです。
さらに、入学式に参加することは、大学の雰囲気や
教育方針を直接感じ取る良い機会です。
保護者向けの説明会を開催する大学もあり、
これらの情報は親として知っておく価値があります。
また、子どもが遠くの大学に進学する場合、
引っ越しの手伝いをする母親が多いです。
その際、入学式にも参加することは
良い機会になるでしょう。
【保護者の同伴が不要とされる理由】
– 保護者が同伴すると、過保護と見なされたり
子供の自立を妨げると考えられる可能性
– 子供の自立心が影響を受ける恐れ
– 大学生は自立しているべきとされる年齢なので、
親が同伴すると子どもが恥ずかしがることも
一方で、保護者が入学式に出席することに
賛成する理由もあります。
大学入学式への親の参加についての考え方まとめ
大学入学式に親が参加するべきかどうかについては、
個人の感情や考えが大きく影響すると思います。
「大学生になっても親が同伴するのは
子離れできていない」と考える人もいれば、
「最後の入学式には参加したい」
「子どもが通う大学の雰囲気を知りたい」
という意見もあります。
特に、難しい大学に合格した後の入学式は、
強い感情を持つことが多く、そのため
保護者が出席することも理解できます。
私の個人的な意見では、親が大学の入学式に
出席するかどうかが、子どもの自立に
直接影響するとは思いません。
親が出席するかどうかにかかわらず、
自立したいと思う学生は自立します。
ただし、あまりにも過干渉は避けたほうがいいでしょう。
心配なら、入学式当日は校門前で写真を撮るだけにする、
または子どもに気づかれないように遠くから見守る
といった方法も良いかもしれません。