熊本弁を思い浮かべると、どんな印象がありますか？
九州地方の方言といえば、よく知られている
博多弁が思い浮かびますが、熊本弁については
あまり知られていないかもしれません。
しかし、熊本弁には独自の可愛らしさがあります。
例えば、「かわいい」を熊本弁で表現すると
「むぞらしか」となります。
ここでは、そんな魅力的な熊本弁をご紹介します！
熊本弁の愛らしい、可愛いフレーズ
「あたじゃないとあからん」
これは「あなたじゃないとだめ」という意味です。
ストレートな愛情表現として使えます。
「あたにねんかかってよか？」
「あなたに寄りかかってもいい？」という意味です。
リラックスした時に使うと素敵です。
「まうごつうったってきたったい」
「おしゃれしてきたよ」という意味の言葉です。
愛らしい印象を与えます。
「～ちゃ」
熊本の女性がよく使う語尾です。
「楽しかったちゃ」と使うと、可愛らしい印象があります。
「こっち来なっせ」
「こっちに来てくださいね」という意味です。
命令形ですが、やさしさが感じられます。
「だんだんね」
「ありがとう」という意味で、熊本弁特有の温かみがあります。
「ならね」
「じゃあね」という意味で、別れ際に使うとほっこりします。
「おひめさま・おひめさん」
熊本では、「ものもらい」を可愛らしく
「おひめさま」と呼びます。
他の地方の方言と比べると、その愛らしさが際立ちます。
「おどんかたんなっせ」
熊本弁で「おどん」とは「あなた」を、
「かてる」は「加える」を意味します。
したがって、「おどんかたんなっせ」は
「あなたも加わってね」という意味になります。
ただし、「おどん」はカジュアルな言い回しなので、
使う相手には注意が必要です。
「たいぎゃー、好きったい」
これは「あなたが大好き」という意味の熊本弁です。
直接的ながらも、温かい感情を伝える表現です。
「わからんじゃ」
「わからんじゃ」は熊本弁で「わからず屋」のことを指します。
些細な喧嘩の際に使うと、可愛い印象を与えます。
「おごる」
熊本弁では「怒る」のことを「おごる」と表現します。
これは全く異なる意味なので、誤解を避けるために注意しましょう。
「むぞらしか」
熊本弁で「かわいい」は「むぞらしか」と言います。
この言葉は「可憐」というニュアンスも含んでいます。
「ぬくい」
「ぬくい」は熊本弁で「暖かい」を意味しますが、
「暑い」や「熱い」の意味で使われることもあります。
「こすたくりん」
「けち」という意味の熊本弁です。
他の言い方に比べると、ずっと可愛らしい響きがあります。
「あとぜき」
これは熊本弁で「ドアを閉める」という意味です。
熊本では一般的な言葉ですが、他地域では
馴染みが薄いかもしれません。
「むしゃんよか」
「かっこいい」という意味を持つ熊本弁です。
直接的な褒め言葉として使われます。
「おっはわっばしいとるけん」
「俺はあなたが好きだ」という意味の熊本弁で、
男性から女性へのストレートな告白に使われます。
「とっとっと？」
この言葉は、「席を取っている？」という意味です。
カップルの会話に使うととてもチャーミングです。
席が空いていれば「とっとったけん」、
空いていなければ「取っとらんけん」と
返答するのが一般的です。
「つっこけた」
これは「転んだ」という意味です。
愛嬌のある表現ですね。標準語での「こける」は
熊本弁では「こくる」と言います。
「どぎゃんすっと？」
これは「どうするの？」という意味です。
恋人からこんな風に尋ねられたら、
とても可愛いですよね。
返事は「ぎゃんして、ぎゃんして、
ぎゃんすっとたい」となります。
まとめ
これらは熊本弁の中でも特に可愛らしいフレーズの一部です。
日常でこれらのフレーズを使うことで、
特別な雰囲気を演出できます。
ぜひ熊本弁を活用してみてくださいね！
