映画の最後に流れる出演者やスタッフの名前の一覧、
これを何と呼ぶかご存じですか？
多くの人は「エンドロール」とか
「エンドクレジット」と答えるかもしれませんね。
でも、実はこの二つの言葉にはどんな違いがあるのか、ご存じですか？
さらに、エンドロールやエンドクレジットにおいて、
名前が表示される順番には特定の規則があるのですが、その詳細を知っていますか？
ここでは、映画のエンドロールとエンドクレジットに関する
興味深い情報をご紹介します。
エンドロールとエンドクレジットの違いとは？
それでは、これらの用語がどのように定義されているのか見てみましょう。
【エンドロール】
・映画やテレビドラマの終わりに、出演者やスタッフの名前が記載された字幕のこと。
【エンドクレジット】
・映画やテレビで、制作に関わったプロダクションスタッフやキャストなどを紹介する字幕のこと。
どちらも映画の本編が終わった後に表示されるもので、
「エンドロール」と「エンドクレジット」は
基本的には同じものを指します。
「エンドロール」は映画が終わった後に流れる字幕の部分を、
「エンドクレジット」は映画制作に関わったキャストやスタッフ、
音響などの情報が含まれる部分を意味します。
エンドロールが注目の映画たち
エンドロールが特に見どころとなっている映画を紹介します。
アベンジャーズ
マーベルのアベンジャーズシリーズでは、
エンドロールが重要なポイントです。
最後まで見ることで、新たな発見や楽しみが待っています。
モンスターズ ユニバーシティ
「モンスターズ ユニバーシティ」は、「モンスターズインク」の続編で、
エンドロールがストーリーに重要な役割を果たします。
最後まで見ることがおすすめです。
トイストーリー
「トイストーリー」シリーズでは、ウッディやバズの
NGシーン集がエンドロールで楽しめます。
最後まで見ると、映画をより一層楽しむことができます。
エンドクレジット後の特別映像
エンドロールやエンドクレジットの後には、
時に特別な映像が用意されていることがあります。
これらの映像は「ポストクレジットシーン」として知られています。
ポストクレジットシーンが特に目立つ映画には、
以下のような作品があります。
– マーベル映画の「アベンジャーズ」シリーズなど
– 「パイレーツ･オブ･カリビアン」シリーズ
– ディズニーの映画「アナと雪の女王」など
エンドクレジット（エンドロール）における名前表示の一般的な順序
エンドクレジット（エンドロール）での名前の表示順序は
映画によって異なりますが、通常は以下のような流れが多いです。
2. 主要な脇役俳優（例えば、ヒロイン）
3. 他の脇役俳優
4. 端役俳優
5. 名高い脇役俳優
6. 制作スタッフ・プロデューサー
7. 脚本家
8. 音楽担当者
9. 撮影や美術のスタッフ
10. 協力者・スポンサー（例：取材、ロケ地等）
11. 監督
多くの映画では、主演俳優から始まり、スタッフの紹介を経て、
最後に監督を紹介するスタイルが一般的です。
また、オープニングで既に主演俳優や制作プロダクションが紹介されている場合、
エンドクレジットでそれらを再度表示することはありません。
特にハリウッド映画では、オープニング・クレジットで
キャストやスタッフ、監督の紹介が行われ、
映画の最後は単純に「THE END」と表示されることが多かったです。
時代によってスタッフロールのスタイルも変化しています。
エンドクレジットにおける名前表示順の背後にある理由
エンドクレジットで表示される名前の順番には、
実はある種の規則性や意味が存在します。
予想外のタイミングで重要な役柄が表示されることに
驚かされることもあるでしょう。
映画のエンドロールにおける順番には「厳格なルール」は存在せず、
制作会社によって違いはありますが、
多くの映画では以下のようなパターンが見られます。
2. 準主演級の俳優
3. 脇役俳優
4. エキストラ
5. 最上位の脇役俳優（大御所）
6. 制作スタッフ
特に、5番目に登場する大御所俳優の位置に関しては、
多くの人が疑問に思うことでしょう。
これは、役者の間に存在する「格」という概念が影響しています。
映画やドラマの制作現場では、この格を大変重視し、
エンドクレジットは役者の格付けや役の重要度に応じて構成されています。
つまり、主演俳優を筆頭に、準主演や格が高い俳優は、
最後の位置（トリ）に配置されることが多く、
その他の俳優は役柄や格付けに応じて慎重に並べられています。
エンドロール後のエキストラ映像：映画の新しい楽しみ方
映画のエンドロールが始まると席を立つ人がいるのは、
映画館でよく見られる光景です。
しかし、近年の映画業界では、
観客に映画の最後まで席に留まってもらうために、
様々な工夫がされています。
以前のエンドロールは黒い背景に白い文字が多く、
あまり面白みがないと感じる人が多かったでしょう。
ですが、最近の映画ではエンドロール中に追加の映像を流したり、
エンドロールの後に特別なシーンを挿入することが増えています。
特に華やかな作品やファミリー向けの映画では、
このような工夫が目立ちます。
エンドロールを見終わった後にサプライズ映像が登場すると、
観客にとっては興奮する瞬間です。
エンドロールも映画制作の工夫が見られる部分なので、
「エンドロールも映画の一部」として楽しむ傾向は今後も続くでしょう。
映画のチケット価格が高騰していることを考慮すると、最後まで映画を楽しむことが望ましいです。
一方で、エンドロール中にトイレに行きたくなる人もいるでしょう。
健康上の理由でトイレに行くのは大切です。
映画の内容に興味がない、または追加映像に関心がない人にとっては、
早めに席を立つのも無駄ではありませんが、
制作陣の努力が詰まった作品を最後まで観ることを推奨します。
海外の映画館でエンドクレジットを観る習慣
日本では映画のエンドロールを最後まで見る人が多いのに対し、
海外では映画が終わると同時に多くの観客が劇場を出ることが普通です。
その理由として、「エンドロールは魅力的でない」
「エンドロールを見る理由がわからない」という意見があるようです。
ただし、エンドロールの音楽が気に入ったり、
エンドクレジット後に何か映像がある場合は、
それを理由に席に残る人もいます。
国によって映画の観賞習慣が異なるのは興味深いですね。
エンドクレジット（エンドロール）の幅広い使用
エンドクレジット（エンドロール）は映画以外にも、
テレビ番組、CD、ビデオゲームなどで使用される言葉です。
これらのメディアでも、番組や作品の終わりに
関係者の名前が流れるエンドクレジット（エンドロール）が使われています。
結婚式でのエンドロールの利用
結婚式でも、エンドクレジット（エンドロール）を利用することがあります。
当日の写真や動画をその場で編集し、
結婚式の最後に映し出すことがあります。
エンドロールの起源
「エンドロール」という言葉は、映写技術に関連する専門用語です。
一般的に、映画のフィルムは1巻あたり
約1,000フィート（約10分の上映時間）とされています。
映画を上映するためには複数のフィルムが必要となります。
これらのフィルムを編集し、効果音などを追加する際に、
10個ほどの小セグメントに分けられることがあります。
このように分けられた小セグメントを「ロール」と呼び、
最後のロールを「エンドロール」と称しています。
映画の本編が終わった後に表示されるキャストやスタッフの情報部分は、
「スタッフロール」とも呼ばれることがあります。
ドラマなどでは、開始時にスタッフやキャストの情報が
表示されることもありますが、その場合は
「オープニングクレジット」と呼ばれます。
「エンドロール」や「スタッフロール」は和製英語なので、
英語圏では「End credit」と表現されます。
まとめ
エンドロールとエンドクレジットは、
映画終了後に表示される部分で、
出演者やスタッフの名前が紹介されます。
言葉は異なるものの、その意味は同じです。
多くの映画では、エンドクレジットに
大物俳優の名前を最後に入れるという習慣があり、
その後スタッフや監督の名前が続きます。
また、最近ではエンドクレジット中に特別な映像を流したり、
エンドクレジット後におまけ映像を付ける映画も増えています。
映画を観る際は、これらの点にも注目してみてはいかがでしょうか。
