クローゼットにしまったままのスーツを久しぶりに取り出したとき、
小さな虫食いの穴ができていることがありますよね。
特にお気に入りのスーツだと、修理を考える方も多いでしょう。
しかし、どこで修理を依頼すれば良いのか、
また修理費用はどれくらいかかるのかが気になるところです。
日常的に着用しているスーツや、
大切に保管していたスーツに虫食いが見つかると、
たとえ小さな穴でも気になってしまいます。
自分で修復する方法もありますが、
多くの方は専門店での修理を希望されます。
特に大事にしているスーツの場合は、
自分での補修では心配という方も少なくないでしょう。
やはりプロに任せたいですよね。
スーツの虫食い補修方法とその料金
スーツの虫食い補修には、「かけつぎ」と「たたき」の二つの方法があります。
以下でその方法と料金について説明します。
かけつぎ（かけはぎ）
かけつぎは、虫食いによって開いた穴を
周囲の繊維と組み合わせながら修復する技術です。
この手作業により、元の状態に近い修復が可能です。
かけつぎの料金は、3mm程度の穴で3,000円（税抜）から始まり、
穴の大きさや個数、素材、位置、店舗によって変わります。
状況によっては追加料金が必要な場合もあります。
たたき（ミシン刺し）
たたきは、穴の裏側に共布をあててミシンで縫い合わせる方法です。
かけつぎよりも手軽で安価に補修でき、
3mmの穴の場合、約1,000円（税抜）からの料金が目安です。
料金は穴の大きさや位置によって異なります。
どちらの方法も、最終的な料金は見積もりで確認することができます。
共布を持参すると追加料金を避けられるため、
持っている場合はお店に持っていくことを推奨します。
スーツの虫食い修理にかかる費用の目安
スーツにできた虫食いの修理は、
専門の洋服修理店で行うことができますが、
その費用はどれくらいなのでしょうか？
例えば、小さな虫食い（3ミリ以下）であれば、
一般的に4,000円から5,000円程度の費用がかかります。
少し大きめの虫食い（4ミリから8ミリ）の場合、5,000円前後が目安です。
さらに大きな9ミリ以上の虫食いでは、
約7,000円程度が必要となることが多いです。
素材によってはこれよりも高額になることがあります。
特に16ミリ以上の大きな虫食いの場合、どのような素材のスーツであっても、
修理費用は1万円以上になる傾向があります。
早めの修理がコストを抑えることにつながります。
ただし、修理費用は修理店によって異なるので、
複数の店舗に見積もりを依頼することをお勧めします。
スーツの虫食いの穴、修理はどこで依頼する？
虫食いの修理には、かけつぎ専門の店がおすすめです。
かけつぎとは、穴をただ埋めるのではなく、
裏側から糸を繋ぎ合わせる作業のことを指します。
この作業には比較的大きな生地が必要です。
無地の生地の場合は比較的修理が簡単ですが、
チェックやストライプなど柄物の場合は
柄を合わせる必要があるため、より手間がかかります。
技術力には差があるので、実績のある店を選ぶことをおすすめします。
一度、そちらで相談してみるのも良いでしょう。
礼服・スーツの虫食い補修についての案内
礼服やスーツの虫食いを修理できる場所について、
いくつかの選択肢をご紹介します。
かけつぎ専門店
お住まいの近くにかけつぎ専門店がある場合は、
そこを利用すると良いでしょう。
インターネットで探すことも可能ですが、
修理には発送に加えて時間がかかる点が欠点です。
お見積りを取った後、キャンセルが可能な店舗もあるので注意してください。
ただし、その場合は通常送料を負担する必要があります。
商業施設内のお直し専門店
多くの商業施設には、お直し専門店が入っており、
そこでも礼服やスーツの虫食い補修が可能な場合があります。
かけはぎができる店舗もあるため、
修理の範囲や料金は店舗によって異なります。
安心するためにも、インターネットで事前に調べるか、
電話で問い合わせをすることをおすすめします。
お店の名前が分からなくても、
近くの商業施設で修理できる店舗があるか
調べてみるのも良いでしょう。
洋服修理店
例えば、洋服の青山のような洋服修理店では、
店舗によって礼服やスーツの虫食いの補修が
可能かどうかが異なることがあります。
通常の裾上げやウエストの調整は対応していますが、
虫食いの補修については店舗に直接問い合わせる必要があります。
場合によっては、裾上げなどの方法で補修が可能なこともあるかもしれません。
さらに、古いスーツを新しいものに買い替えたい場合は、
下取りサービスを利用するのも一つの選択肢です。
クリーニング店
クリーニング店の中には、礼服やスーツの
虫食いの補修を行うところもあります。
補修の方法（例えばかけつぎやたたき）や料金については、
事前に確認しておくことが大切です。
どの店舗に依頼するにしても、補修の方法を理解し、
見積もりを取ることが推奨されます。
礼服・スーツの虫食い補修にかかる料金と修理可能な場所についてまとめ
礼服やスーツの虫食いの補修に関して、
費用と修理ができる場所を調査しました。
礼服・スーツの虫食い補修には主に「かけつぎ」と
「たたき」という二つの方法があり、それぞれ料金が異なります。
補修方法とその料金
– **かけつぎ**
3mm程度の穴の場合、料金は3,000円（税抜）から始まります。
– **たたき**:
同じく3mmの穴であれば、料金は1,000円（税抜）からです。
補修料金は、穴の大きさや数、素材の種類、補修する部位、
そして選ぶ修理店によって異なりますが、
概ね上記の範囲で設定されていることが多いです。
補修が可能な場所
– **かけつぎ専門店**
専門的な技術を持つ店で、質の高い修理が期待できます。
– **商業施設内のお直し専門店**: 便利に利用でき、多くの商業施設に入っています。
– **クリーニング店**
一部の店では、補修サービスを行っています。
また、洋服の青山のような洋服修理店でも一部の修理は可能ですが、
虫食い補修が行えるかは店舗によって異なるため、
事前に問い合わせが必要です。
修理を依頼する際のポイント
修理を依頼する際は、どの補修方法
（「かけつぎ」か「たたき」か）を選ぶかを確認し、
料金の見積もりを取ることが大切です。
小さな虫食いでも放置しておくと、
穴が大きくなる可能性があるため、
早めの対応をお勧めします。
