スタッドレスタイヤの正しい回転方向と進行方向の見極め方

スタッドレスタイヤを誤った回転方向で
取り付けた場合、冬の道での滑りやすさ
に影響が出るのでしょうか？

また、スタッドレスタイヤの正しい
進行方向をどうやって見分ければ
いいのでしょうか？

タイヤの側面に矢印や表示がなければ、
回転方向に関する特定の指定がないと
考えても問題ないですか？

スタッドレスタイヤ取り付けのポイント：正確な回転方向と進行方向

この矢印を基にタイヤを正しく取り付ける
ことが大切です。

矢印がない場合は、
タイヤに回転方向の制約がなく、どちらの
進行方向でも取り付けて大丈夫です。

誤った回転方向での取り付けは、
運転中のリスクを高める恐れがあります。

タイヤの使用によって形成される
特徴的な摩耗パターン、いわゆる
「タイヤの目」は、タイヤの後部が
丸みを帯び、前部が尖る形になります。

ブレーキをかけた時、この尖った部分が
路面をしっかり捉え、制動力を向上
させます。

しかし、逆向きに取り付けると、
制動時の効果が減少し、車が停止する
までの距離が伸びる可能性があります。

回転方向の指定がなくても、一度決めた
回転方向で使い続けることが、タイヤの
性能を最大限に引き出す上で推奨されます。

スタッドレスタイヤの使用期間については、
最初の2シーズンは性能が保たれますが、
3シーズン目から性能が落ち始め、
4シーズン目には安全性に欠けるほどの
性能低下が見られます。

特に、凍結路面での運転を想定する
場合は、より慎重に判断する必要が
ありますが、雪道のみであれば、
溝の状態によってはさらに2〜3年
使用できる場合もあります。

スタッドレスタイヤを取り付ける際の回転方向と進行方向の確かめ方

特定の回転方向が指定されている
タイヤには、側面にその方向を示す
明確な表示があります。

矢印がない場合は、回転方向や進行方向に
特別な指定はないとみなして大丈夫です。

スタッドレスタイヤを指定された回転方向で
取り付けることは、特に高速走行や濡れた
路面でのパフォーマンスに重要です。

トレッドパターンは、水を中央から
外側に効率良く排出するよう設計されて
いて、これが逆になると水の排出性能が
落ち、滑りやすくなる可能性があります。

また、雪道や凍結路での性能も、
進行方向が反対だと落ちます。

これは、タイヤ表面の細かなギザギザが
雪や氷をしっかりと掴む設計になって
いるためです。

回転方向にかかわらず、一貫して同じ
方向でスタッドレスタイヤを使い続ける
ことが推奨されます。

これは、タイヤの接地面に特有の摩耗
パターンが現れるためです。

小さな溝は回転方向によって異なる
摩耗を見せ、前輪と後輪での摩耗具合も
異なります。

したがって、どの車輪に以前取り付けて
いたかは、溝の摩耗状態を見れば判断
できます。

もし不明な点があれば、タイヤ専門店に
相談することをお勧めします。