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紫色を作る方法をご存知ですか?
多くの人は「赤と青を混ぜる」と考えるかもしれませんが、
それだけでは完璧な答えではありません。
実は、美しい紫色を作ることは意外に難しいのです。
この記事では、絵の具を使って
魅力的な紫色を作るコツをご紹介します。
一般的に水彩絵の具やアクリル絵の具のセットには
12色か24色が含まれていますが、必ずしも
欲しい色がすべて揃っているわけではありません。
必要な色を得るためには、異なる色を
混ぜ合わせることが求められます。
たとえば、オレンジは赤と黄色を、
グレーは白と黒を混ぜて作れます。
紫色を作る際、一般的には赤と青を混ぜることが考えられます。
実際に水彩絵の具やアクリル絵の具の赤と青を混ぜると、
思い通りの色にならないことがよくあります。
これは「色の三原色」の理論、すなわち
赤、青、黄の組み合わせが関係しています。
これらの色が混ざると暗くなり、
すべてを混ぜると黒に近づきます。
しかし、市販されている絵の具の赤や青は
純粋な色ではなく、三原色が混ざった色です。
そのため、これらを混ぜると黒や茶色になりやすいのです。
特に黄色味が強い赤や青を混ぜると、
より黒っぽくなる傾向があります。
絵の具で紫の作り方は?!
美しい紫色を作るには、黄色味が少ない濃い赤(クリムゾン系)や
濃い青(ディープブルー系)を選ぶのが良いでしょう。
また、赤と青の割合も大切です。
おすすめの割合は「赤:青=2:1」または「赤:青=1:2」です。
赤を多くすると赤紫に、青を多くすると青紫になり、
茶色っぽさも抑えられます。
「赤:青=1:1」の割合は避けた方が良いでしょう。
これらの割合を参考に、自分だけの美しい紫色を
作ってみてはいかがでしょうか。
紫色を作る技術:絵の具と水分量で色調を変えるコツ
紫色を作るとき、赤と青の絵の具の
組み合わせが重要ですが、学校で使う絵の具セットには
色の選択肢が限られていることが多いです。
明るい紫や濃い紫を作りたい時もあるでしょうが、
色を混ぜても思うようにならないことがあります。
そんな時に役立つのが、水の量を調整することです。
水彩絵の具やアクリル絵の具では、
水の量を変えることでさまざまな質感を表現できます。
逆に、水を控えめにすると、より濃厚で重厚感のある色が作れます。
アジサイを描くとき
赤:青を1:2の割合で混ぜ、水をたっぷりと加えて
透明感を出すと良いでしょう。
コスモスを描くとき
一方、鮮やかな赤紫色のコスモスを描くときは、
赤:青を2:1の割合で混ぜ、水を少なめにすると
色の強さが保たれます。
彩度や品質も大切
さらに、絵の具の彩度や品質も大切です。
鮮明な紫を作るためには、高彩度の絵の具が必要です。
絵の具の裏面やパッケージには、
色の鮮やかさを示すマンセル記号が記載されています。
この数値が高いほど、色は鮮やかで
混色しても濁りにくいということです。
高品質な絵の具は顔料の純度が高く、
色を混ぜても濁りにくいので、
美しい色を作るためには、より多くの色を
そろえることが有効です。
絵の具で紫の作り方は?!まとめ
本記事では、紫色を作る際の絵の具の選び方、
赤と青の適切な比率、水の量の調整法を紹介しました。
美しい紫を作るためには、黄色味が少ないクリムゾン系の赤や
ディープブルー系の青を使い、適正な割合で
混ぜることがポイントです。
水の量を調整することによって、
紫の色合いを豊かにすることができます。