マッハ10を時速と秒速でどのように表すか興味深いですね。
マッハ1は音速に相当し、約340メートル/秒です。
これを時速に換算すると、約1,224キロメートル/時になります。
したがって、
マッハ10は時速1万2240km
この速度では、地球を約12秒で一周することができます。
たとえば、東京から大阪まで（約600キロメートル）はわずか約3分36秒で到達可能です。
ちなみに新幹線はマッハ0.2~0.3だそうです。
音速は音波の伝播速度を基準にした単位であり、周囲の媒質によって異なります。
例えば、高度10,000メートルでは気圧が低下し、音速は約300メートル/秒になります。
通常、ジェット戦闘機がマッハを超えるのは成層圏での飛行時です。この時の音速は295.1メートル/秒とされています。
一方、マッハ10で飛行する際のG（加速度）は、有人飛行には不向きです。宇宙飛行には秒速11.2キロメートル（マッハ32に相当）の速度が必要で、これまで多くの宇宙飛行士がこの速度で月や宇宙へと旅をしています。
ただし、人間が耐えられるGの限界は12G程度で、それを超えると失神などのリスクが高まります。
