2024年の小正月はいつ？
この記事では、2024年の小正月がいつであるか、またその日に込められた意味について詳しくご紹介します。
日本の正月期間は通常、
1月3日か松の内までとされていますが、
古くは1月を通して正月と見なされていました。
この中で、1月1日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼びます。
小正月の意味と行事
小正月にはどんな意味があり、どんな行事が行われるのでしょうか。
大正月の元日は神様や先祖を迎える日ですが、
また、「松の内」とは元日から小正月までの期間のことを指しますが、最近では1月7日の七草粥を食べるころまでと考えることもあります。
特に関西地方では、小正月までを松の内とすることが一般的です。
この期間は特に主婦の方々にとって忙しい時期で、小正月になるとひと息つくことができるため、「女正月」とも呼ばれます。
さらに、旧暦では1月15日は満月にあたり、全てが満たされる吉日とされていましたが、新暦では必ずしも満月とは限りません。
小正月の伝統行事と祭り
小正月は、日本における伝統的な時期であり、この期間中にはさまざまな特別な行事が行われます。ここでは、その主な行事を紹介します。
小正月の行事１：赤飯粥
小正月の朝には、赤飯粥を食べる習慣があります。これは1年間の健康と無病息災を祈る意味が込められています。この日に赤飯粥で占いを行う神社もあります。
地域によっては、赤飯粥の代わりに赤飯や小豆餅、赤飯おこわを食べることもあります。
小正月の行事２：どんと焼き
どんと焼きは小正月に行われる伝統的な火祭りで、正月飾りや餅を焼いて食べることがあります。どんと焼きは年神様を送り出す行事で、焼いた餅を食べることで1年間健康に過ごせると言われています。
小正月の行事３：餅樹（もちき）
大正月では年神様を迎え入れるために門松を飾りますが、小正月では「餅樹（もちき）」を飾って年神様を見送ります。年神様は家庭から旅立ち、田へと戻り田の神となり、その年の豊かな収穫をもたらすとされています。
餅樹は、餅や団子を小さく丸めて木の枝に吊るすもので、「繭玉（まゆだま）」とも称されます。これは神様への捧げ物であり、豊作を祈る意味合いがあります。餅樹が花のように見えることから、「花正月」とも呼ばれることがあります。
まとめ
正月は1月全体を表す言葉で、大正月（元日）に対して、1月15日は小正月と称されます。現在は太陰暦ではなく太陽暦を使っているため、古い習慣には少しズレがありますが、小正月は今でも重要な日です。
2023年の小正月は1月15日（日曜日）。大正月と同様に、小正月も大切な時期として意識しましょう。
