新しいiPhoneへのデータ移行をiPhoneのクイックスタート機能で行った後、旧端末に残されたデータはどうなるのか、その対応方法について解説します。
iPhoneクイックスタート後の旧端末の初期化方法とポイント
iPhoneのクイックスタート機能を利用した後でも、旧端末にはデータが残ったままです。
その旧端末を初期化する際の手順は以下の通りです。
1. 設定アプリを開く
旧端末で最初に「設定」アプリを開きます。
2. 一般設定に進む
設定メニューから「一般」をタップして、一般設定画面に入ります。
3. iPhoneのリセットオプションを選択
「転送またはiPhoneをリセット」という項目を選択します。
4. リセットを実行する
次に「リセット」をタップし、求められればパスコードやApple IDのパスワードを入力します。
5. データを完全に消去する
最終的に、データが完全に消去されるまでの初期化作業を待ちます。
この作業が完了するまで時間がかかることがあります。
データ移行に向けた準備手順
AppleCareプランの解約
旧端末に適用されているAppleCareプランがあれば、新しい端末に移行する前に解約しましょう。
後で新しい端末にAppleCareプランを加入することも可能です。
Apple IDからのサインアウト
iCloud、iTunes Store、App Store、および「iPhoneを探す」機能からサインアウトして、旧端末との紐付けを解除します。
Apple Watchとのペアリング解除
もし旧端末でApple Watchを使っていた場合は、ペアリングを解除しておくことが重要です。
これにより、新しい端末でApple Watchとスムーズにペアリングができます。
iPhoneクイックスタート後の旧端末の使い方
新しいiPhoneへのデータ移行をクイックスタートで行うと、その後の旧端末の扱いについて疑問が生じるかもしれません。
ここでは、そのような疑問に答えます。
データ移行が完了すると、旧端末はサブ端末として利用できます。
移行したデータが旧端末にも残るため、別の目的で旧端末を使用することが可能です。
私は、旧端末は、写真をそのままアルバム用として残したり、ゲームのサブ機としてそのまま利用しています。
新しいiPhoneと旧端末はデータを共有しているので、一方で行ったデータの変更や削除はもう一方の端末にも影響を与えることがあります。
これは、両端末間でデータが同期されていることを示しています。
しかし、新しいiPhoneへのデータ移行後でも、旧端末にあるデータはそのまま残ります。
新しいiPhoneに追加したデータが旧端末に影響を与えることはなく、逆もまた然りです。
つまり、両端末間でデータの閲覧や利用は可能です。
ただし、「iCloud写真」機能が両端末でオンになっている場合は、一方の端末での操作がもう一方にも反映されるので注意が必要です。
旧端末をサブ端末として使いつつ、新しいiPhoneのデータに影響を与えたくない場合は、旧端末を初期化（ファクトリーリセット）することをおすすめします。
初期化すると旧端末のデータは完全に消去されますが、新しいiPhoneに移行したデータやiCloudに保存されたファイルはそのまま保持されます。これにより、新しいiPhoneのデータは安全に守られます。
iPhoneクイックスタート完了後の旧端末の使い方まとめ
iPhoneでクイックスタートを使用して新しい端末にデータを移行すると、その後も旧端末は使えます。
クイックスタートは、新しいiPhoneと旧端末を近づけて簡単にデータを移行する機能です。
この移行過程で、新しい端末へは旧端末のデータがコピーされますが、元の旧端末のデータはそのまま保持されます。
旧端末をそのまま使う場合、追加の操作は必要ありません。
ただし、旧端末を新たな用途で使用したい場合は、端末の初期化が推奨されます。
初期化をするためには、旧端末の「設定」に行き、「一般」を選んだ後、「iPhoneをリセット」を選択し、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
クイックスタートによって移行されるデータには、iCloudに保存されているデータも含まれていて、旧端末を初期化しても、これらのデータは新しい端末にしっかり引き継がれる点にも注意してください。
