多くの人は、意識せずに電池を
通常のゴミ箱に捨ててしまい、
結果として燃えるゴミと一緒に
出してしまうことがあります。
しかし、これは適切な廃棄方法ではありません。
電池を普通の燃えるゴミとして
処分するのはお勧めできません。
電池による発火のリスクは低いですが、
それでも火事の原因になることがあります。
自治体によっては、電池の廃棄に
特別な方法を要求していることもあるため、
その指示に従うことが大切です。
ここでは、電池を正しく廃棄する方法をご紹介します。
誤って電池を燃えるゴミに出してしまった場合の対処法
以前の電池には水銀などの
有害物質が含まれていましたが、
1992年以降、日本製の乾電池には
これらの物質は使用されなくなりました。
ただし、自宅に古い電池が残っている
可能性があるため注意が必要です。
電池を不燃ゴミとして処理するところもあれば、
有害ゴミとして別に回収するところもありますが、
燃えるゴミとして処理しても良い場合もあります。
特にリチウム電池などの特定の種類は、
自治体や企業による専用の回収プログラムが設けられていることがあります。
最終的には、住んでいる地域の自治体の指示に従って
適切に処分することが大切です。
ボタン電池の適切な処分方法
ボタン電池は、
多くの小型電子機器に使われています。
これらの電池には、現在でも
微量の水銀が含まれていることが一般的です。
専用のボタン電池回収ボックスを利用して処分されます。
家電量販店、スーパーマーケット、ホームセンターなどで、
これらの回収ボックスを見つけることができます。
「一般社団法人電池工業会」のウェブサイトでは、
回収場所を確認することが可能です。
電池の適切な廃棄方法
日常で使われる電池は、リモコン、時計、
さまざまな家電製品に使用されています。
これらの電池を廃棄する際、
またはリサイクルする際には、
電流が流れないように電池のプラス極とマイナス極に
テープを貼ることが推奨されます。
セロハンテープやビニールテープなど、
家にあるテープで大丈夫です。
これは、電池がショートして
発熱や発火するのを防ぐための対策です。
円筒形、ボタン形、コイン形、角形の電池に関わらず、
この方法で処理する必要があります。
小型充電池の適切な処分方法
小型充電池には、ニカド電池、ニッケル水素電池、
リチウムイオン電池などがあります。
これらは携帯型ゲーム機、デジタルカメラ、
ノートパソコンなどに広く使われています。
これらの電池には、「ニッケル」、「カドミウム」、「コバルト」、
「鉛」といった、再利用が可能な貴重な素材が含まれています。
電池に印刷されたリサイクルマーク
（三つの矢印と電池の種類が記載されているマーク）をチェックし、
リサイクルできるかどうかを確認しましょう。
リサイクル可能な電池は、
電気製品の販売店や自治体の施設で回収されます。
「一般社団法人JBRC」のウェブサイトで、
さらなる情報を得ることができます。
誤って燃えるゴミで電池を捨てた場合の対応まとめ
リサイクルしたりする方法はありません。
電池を廃棄する際は、両端をテープで覆って
絶縁状態にすることが重要です。
これにより、火災のリスクを減らすことができます。
また、電池を完全に使い切ってから廃棄することも大切です。
自治体ごとの処分方法を確認し、
適切に処分してください。
特にボタン電池は、燃えるゴミで捨てると
環境汚染の原因になることがあるので注意が必要です。
また、小型充電式電池はリサイクルしなければ、
貴重な資源が無駄になってしまいます。
日常的に使用する電池ですが、これらの情報を知っておけば、
うっかり燃えるゴミで捨ててしまうことを防げます。
