先日、キャンプに行く予定があり、区画サイトという指定された場所を予約しました。
でも、広さが10m×10mと書かれていて、10mって実際どのくらいなのかよくわからなかったんです。数字だけでは、長さの感覚がつかみにくいですよね。
そこで、10mって具体的にどれくらいなのか、実際に調べてみました。この文章では、身近なものを使って10mの長さをわかりやすく説明します。
10mってどのくらい?
10mの長さをイメージするために、7つの例を紹介します。
– ビルの3階から4階の高さ
– 一般道路の白線とその間隔の1セット
– 鎌倉大仏の高さ
– テニスコートの横幅
– 路線バスの長さ
– 普通自動車2台分
どれも、見たことがある、もしくは聞いたことがあるものなので、10mの長さを想像しやすいと思います。では、具体的に見ていきましょう。
電柱の平均的な高さ
街中でよく見かける電柱の高さは、地上部分でおよそ10mです。
電柱には、電気を送るための電力柱や、通信を目的とした電信柱、さらに両方の機能を持つ共用柱があります。家を買うときなどに、近くに立っている電柱の高さがわかれば、日陰の影響などを予想しやすくて便利です。
ビル(マンション)の3階から4階の高さ
10mというのは、マンションやビルの3階から4階にあたる高さです。
3階の天井から4階の床のあたりですね。海抜10mと言われてもあまりイメージがわかないかもしれませんが、ビルの3階から4階の高さと言われれば、少しはわかりやすいかもしれません。
大分県別府市のハザードマップには、津波の際には海抜10m以上の場所に避難するよう記載されています。災害対策として、海抜10m以上の場所に住むと安全と言われているようです。引っ越しの際に、この情報を参考にするのもいいかもしれません。
一般道路の白線とその間隔
一般道路で、追い越し車線などにある白線と、その間隔はそれぞれ5mです。
ですから、この白線と間隔を合わせて1セットで10mになります。
車間距離を感覚だけで測るのは危険です。白線と間隔の長さが10mとわかっていると、車間距離を正確に把握するのに役立ちます。
鎌倉大仏の高さ
有名な鎌倉の大仏は、台座を含まずに大仏の像だけで約11mです。
ほぼ10mと言っていいでしょう。
鎌倉の大仏も十分に大きく感じるかもしれませんが、実は日本で一番大きい大仏は、これの10倍、100mもあるんです。それが、茨城県牛久市にある牛久大仏です。関東に住んでいる方なら、どちらもおなじみかもしれません。実際に見たことがあれば、10mの長さをイメージしやすくなります。
テニスコートの横幅
テニスコートの横幅、短い方が約10mです。
スポーツメーカーのデサントのホームページによると、テニスコートのサイズは縦23.77m、横10.97mとなっています。ダブルスでは、この10mの幅を使いますが、シングルスの場合は、内側の横幅8.23mのラインを使います。テニスコートは中学校や高校でもよく見かけるので、実際にテニスをしたことがなくても、どのくらいの広さなのか想像しやすいですよね。
路線バスの長さ
一般的な路線バスの長さは9mから11mです。
10mに近いですね。横浜市の路線バスのホームページによると、道路を通行できる車両の寸法は、車両制限令で幅2.5m、高さ3.8m、長さ12mを超えないように規定されています。バスが10mもあると、自転車などはバスの側では見えにくくなります。だから、バスの横をすり抜けるのは危ないんですよね。
普通自動車2台分
3ナンバーの普通自動車の長さはおよそ5mです。
だから、これを2台縦に並べると10mくらいになります。たとえば、一戸建てを買うときに、「車2台分の駐車スペースあり」と書いてあっても、普通車だとちょっと狭く感じるかもしれません。
車の長さを知っておくと、10mの駐車スペースなら2台入るかどうか予想しやすくて便利です。こうした知識があれば、友達の家に車を止めるときなどに役立つでしょう。
まとめ
10mという長さを、身近な例で知っておくと、建物の高さや気象情報などのイメージがしやすくなり、日常生活で役立つことが多くなります。
たとえば、キャンプ場のサイトの広さが10m×10mと書かれていても、普通車2台分だとわかれば、「テントを置いて車も停められそうだな」と具体的に考えることができます。
このように、10mという長さを身近なものを使ってイメージできるようになると、とても便利です。ぜひこの記事を参考に、10mを覚えてみてください。そうすれば、日常生活で役立つ場面が増えると思います。