「川」と「河」は、共に「かわ」と発音される言葉ですが、使われるシーンによって意味が異なります。
「川」は、流れる水の自然な水路を指し、その規模は小川から大きな川まで様々です。これは一般的な水路を指す際に使用されます。
一方、「河」は、特に大きな川を指す言葉として用いられますが、大規模な川でも「川」と表記される場合があります。元々「河」は中国の黄河に用いられた語であり、長江は「江」と呼ばれています。さらに、総称として「川」と「河」は「河川（かせん）」とも呼ばれます。
【「河」の用例】
– 広大な河
– 車のライトが作る光の帯のような「河」
【「川」の用例】
– 川の流れ
– 川を越える
– 小川（おがわ）
– 川の上流（かわかみ）や下流（かわしも）
– 三途の川（死後の世界へ通じるとされる川）
– 家族が並んで寝る際の「川の字」配置
このように、「川」と「河」は似ているものの、用いられる文脈や意味には明確な違いがあります。
