「show must go on」という言葉は、どんな意味を持っているのでしょうか。
このフレーズは、特に演劇や舞台の分野で頻繁に使われます。
「The show must go on」を直訳すると、「ショーを続けなければならない」という意味になります。
この言葉には、舞台上でのトラブルやアクシデントが発生しても、俳優たちが演技を続けるという演劇界の伝統が込められています。
日本の芸能界や舞台業界でも、このフレーズは同じ意味で用いられます。困難や逆境にあっても、予定されたパフォーマンスや任務を最後まで完遂するという決意の象徴です。
由来や元ネタは?
「show must go on」という言葉の起源や初めて使われた時期、場所に関しては、はっきりとした情報は存在しません。
私はかつての有名芸能事務所で、故創設者の好きな言葉を、彼の意志を継ぐ芸能人たちが引き継いでいたことで知りましたが、
元々は世界でも使われていた言葉で、日本だけ通じるというようなことはあえません。
1974年にはもう存在していた言葉
1974年にはアメリカのロックバンド「スリー・ドッグ・ナイト」が「The Show Must Go On」という名の楽曲を発表しました。
この曲は、イギリス出身で当時それほど有名ではなかった「レオ・セイヤー」によるものをカバーしたものです。
「スリー・ドッグ・ナイト」のカバーによって「レオ・セイヤー」は広く知られるようになり、この曲は全米チャートで4位にまで登りつめました。
その後、「show must go on」という言葉は、他の楽曲のタイトルとしてもよく使用されるようになりました。
「The show must go on」は1991年にイギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」が曲のタイトルとして採用しました。
この曲では、バンドのリードシンガー、フレディ・マーキュリーが人生の苦難や死に向き合う心情を歌っており、どんな逆境でも耐え抜き、人生を全うするという強い意志を表現しています。
人生をドラマティックな舞台にたとえる考え方は、シェイクスピアなどの古典文学にも見られるテーマで、この曲はその伝統を引き継いでいるのです。
「The Show Must Go On」(ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン)は、多くのアーティストによって楽曲やアルバムのタイトルに使われています。
例えば、
– PERSONZのアルバム名
– 筋肉少女帯の16枚目のスタジオアルバムのタイトル
– Sexy Zoneのアルバム「POP×STEP!?」に収められた楽曲
– 日本のヘヴィメタルバンド、ANTHEMの楽曲
などが挙げられます。
総括:「show must go on」の意味と起源
「The show must go on」という言葉は、英語の慣用句で「ショーは途中で止まってはならない」という意味があります。直訳すると「ショーは続かなければならない」となります。このフレーズの根底には、演劇の舞台が一度始まれば、どんな状況が起ころうとも中断することは許されないという原則があります。例えば、俳優が台詞を忘れたり、舞台装置に問題が生じたりしても、ショーを最後まで続行する必要があります。
この慣用句は、演劇の舞台から派生し、日常生活の様々なシチュエーションにおいても使われるようになりました。特に、目標に向かって努力している途中や、困難に直面した際に、最後まで諦めずに取り組むべきだという意味合いで用いられます。