みなさん、
2月にはどんな行事やイベントがあるかご存じですか？
この短い月は、
様々な伝統行事やモダンなイベントで賑わいます。
今回は、
2月に特有の行事やイベントをピックアップし、
それぞれの魅力や背景を易しくご紹介します。
メジャーなものからあまり知られていないものまで、
この時期には色々な行事が盛りだくさんです。
2月の見逃せないイベント
札幌の雪祭り
2月といえば、
札幌で開かれる大規模な雪祭りが有名です。
1950年にスタートしたこの祭りは、
北海道の伝統を再興させることを目的としています。
特に1972年の札幌オリンピックの際には
大きな注目を集め、
現在では国際的なイベントとして知られています。
しかし、地球温暖化や
ボランティアの不足などの問題も抱えています。
建国記念の日
2月11日は、日本の建国記念の日です。
この日は、日本の初代天皇である
神武天皇の即位日を基に制定され、
1873年から国民の祝日とされています。
日本の歴史にとって重要な日であり、
多くの国民に親しまれています。
閏年
4年に1回、2月が29日まである閏年は、
特別な年です。
これは、
実際の1年が365日よりもわずかに長いため、
その差を調整するためのものです。
閏年に生まれた人は、
法律により2月28日に年齢が加算されます。
節分
2月3日に行われる節分は、
季節の変わり目を祝う日本固有の行事です。
江戸時代以降、
立春の前日に広く行われるようになりました。
この日には
豆まきをして悪霊を払うという意味があり、
現在でも神社での豆まきイベントが
人気を集めています。
恵方巻きの風習
恵方巻きは、
節分の日に特定の方角（恵方）を向いて
黙って食べる特別な巻き寿司です。
この風習は日本の多くの人に知られていますが、
実際に実行する人は少なめです。
起源は大阪の節分の習慣とされていますが、
詳細ははっきりしていません。
丸ごと一本を食べることには、
商売繁盛や金運を上げる意味が込められています。
もともとは関西地方で人気のあった風習ですが、
コンビニエンスストアの普及によって
全国に広まりました。
立春の意味
立春は二十四節気の一つで、
毎年2月4日か5日に訪れます。
これは冬の終わりと春の始まりを告げる日ですが、
実際にはまだ寒い日が続いており、
春の気配はなかなか感じられません。
春一番について
春一番は、
2月から3月にかけて日本の多くの地域で吹く
年初めの強い南風を指します。
この風が吹くと気温が上昇しますが、
翌日には気温が下がる「寒の戻り」現象が
起こることがあります。
毎年確実に発生するわけではありません。
初午の祭り
初午は2月の最初の午（うま）の日を指し、
この日には稲荷神社で祭りが行われます。
これは非常に重要な日とされており、
地域によっては2月の2回目や3回目の午の日に
祭りを行うこともあります。
針供養の行事
針供養は、
使用済みの縫い針を供養するための行事で、
2月8日か12月8日に行われます。
特に淡島神社で行われる針供養が有名です。
しかし、縫い針を使う人が減少しているため、
この行事の知名度も下降傾向にあります。
余寒見舞いの習慣
余寒見舞いは、まだ寒い時期に
相手の健康や無事を祈って送る挨拶状です。
日本では、夏の暑さが残る時期に送る
残暑見舞いと似た扱いです。
立春を過ぎた後に送られ、
寒中見舞いを送るタイミングを逃した場合に
選ばれることがあります。
日本のバレンタインデー
2月14日のバレンタインデーは、
日本で特有の進化を遂げたイベントです。
元々はキリスト教の
聖ウァレンティヌスの記念日でしたが、
日本では女性が男性にチョコレートを贈る日
として広まりました。
この変化は、特にモロゾフ製菓をはじめとする
製菓会社の宣伝活動が影響しています。
確定申告の必要性
日本では、事業主は毎年一度、
確定申告を行う必要があります。
この申告期間は
毎年2月16日から3月15日まで設定されています。
近年では、
書類作成のためにクラウド会計ソフトが
広く使われるようになっています。
猫の日について
日本では2月22日を猫の日としています。
この日は1987年に日本の猫の日実行委員会が設定し、
30年以上の伝統があります。
世界中にも猫の日が存在し、
例えばアメリカでは10月29日、
ロシアでは3月1日がそれにあたります。
雪の季節のイベント：かまくら
2月は、日本の降雪地帯で伝統的な
かまくらが作られる季節です。
札幌雪まつりのような
大規模な雪イベントが知られていますが、
秋田県横手の雪まつりや
福島県のなかやま雪月火など、
様々な雪関連イベントが各地で開催されます。
河津桜の魅力
静岡県賀茂郡河津町では、
2月上旬から早咲きの河津桜が開花します。
この時期、河津桜まつりが開催され、
川沿いには美しい河津桜と菜の花が咲き乱れます。
春節・旧正月の意義
旧正月は旧暦に基づく新年で、
その日付は毎年異なります。
新暦では2月19日頃の雨水の直前の新月が
旧暦の元日となり、
1月22日から2月19日までの間で日付が変わります。
雨水の節気とは
雨水は二十四節気の一つで、
「雪が雨に変わり雪解けが始まる時期」を指します。
毎年2月19日から3月4日頃に当たり、
冬の最後の雪やみぞれが降る時期で、
その後本格的な雪解けが始まります。
富士山の日の背景
静岡県と山梨県は、富士山の自然の美しさ、
景観、歴史、文化を伝えるために、
2月23日を「富士山の日」として定めています。
天皇誕生日のお祝い
天皇誕生日は、
現在の天皇の誕生日を祝う日本の国民の祝日です。
2019年5月1日に即位された
現天皇徳仁の誕生日は2月23日であり、
令和時代の天皇誕生日もこの日となっています。
三寒四温の変化
三寒四温はもともと冬の気候パターンを示す言葉で、
主に海外での現象を指していました。
しかし、現在では
日本の2月から3月上旬の季節の移り変わり、
特に冬から春への移行期間にも
用いられるようになっています。
2月の行事・イベントまとめ
ここでは2月の多様な行事や
イベントに焦点を当てました。
バレンタインデーや節分だけでなく、
東京マラソンや冬季スポーツイベントも多数あり、
2月は思った以上にイベントが盛りだくさんです。
札幌雪まつりなどの大型イベントもあり、
冬を満喫するのに最適な月と言えるでしょう。
