Microsoft Wordを使っているときに、
予期せぬ箇所で文章が改行されたり、
新しい行が始まる際に自動でスペースが
挿入されるといった問題に遭遇する
ことがあります。
これらの問題をどうやって修正するか
について説明します。
特に、文章が中途で改行されたり、
新しい行が勝手にスペースで始まる場合、
どのように対処すればよいのでしょうか？
自動改行とスペース挿入の原因と対処法
Wordでテキスト入力中に突然改行される
主要な原因は、
段落設定における
右インデントが自動で設定されているからです。
この問題に対処するには、以下の手順を
実行してみてください。
「0字」に設定し、
「下方の既定に設定」をクリックします。
– Wordのバージョンにより、段落設定に
アクセスする方法が異なります：
– Word 2003の場合、「書式」メニュー
から「段落」を選んで、「段落ダイアログ」
ボックスを開きます。
– Word 2007以降では、「ホーム」タブ
内の「段落」グループにある斜め矢印を
クリックするか、CtrlキーとQキーを同時に
押して段落設定をリセットします。
– インデントを「0.0」に設定しても
問題が解決しない場合は、
「表示」タブからルーラーを表示させ、
文書で自動的に改行される位置を探し、
その位置にあるマークを
文書のマージンまでドラッグして調整してください。
その他、自動改行が起こりうる状況は
複数あります。
例えば、テキストボックスや図形内で
テキストを編集している際に、
テキスト量が
増えて枠から溢れると自動的に改行されます。
また、フォントサイズが大きすぎる場合、
テキストが一行に収まらず自動的に
改行されることがあります。
ページのマージンやカラムの設定が
適切でない場合にも、同様の問題が
生じることがあります。
さらに、Wordの設定により特定の条件下で
自動的に改行される設定になっている
場合があります。
文中にスペースやタブ文字が含まれて
いると、それが改行の原因になることも
あります。
ワードでの自動スペース挿入問題と解決法
ワードで文書を作成していると、時々
改行した後に自動的にスペースが
加えられることがあります。
これを解決するためには、「ツールバー」内
の「書式」セクションへ進み、「書式設定
のカスタマイズ」を選択してください。
次に表示される画面で、「インデント」の
設定へと進みます。「インデントと行間」のタブを見て、
「最初の行」の設定が
「字下げ」になっている場合、
それが改行時にスペースが自動で挿入される原因です。
この場合、設定を「なし」に変更して
みてください。
さらに、ワードが自動的にこの種類の
インデントを追加しないようにするには、
「ツール」メニューから
「オートコレクトのオプション」に進み、
「入力中のオートフォーマット」タブ
から[Tab/Space/BackSpaceキーを使った
インデントとタブの自動調整]の選択を解除し、
「オートフォーマットのオプション」タブで
[行頭のスペースを自動的に字下げに変更]の選択も
解除してください。
ワードにおける突然の改行とスペース挿入を直す方法
Microsoft Office Wordで編集中に突然
改行が入る場合、これは多くの場合、
ぶら下げインデント（段落の2行目以降の
開始位置を調整する設定）によるものです。
この問題が特定の文書にのみ発生している
場合は、次の手順で修正できます。
CTRL+Aキーを使って文書全体を選択し、
ホームタブの段落設定で「インデント」を
「なし」に設定します。
新しい文書でもこの問題が続く場合、
Wordのデフォルトテンプレートを更新
することで改善される可能性があります。
改行後に不自然なスペースができる場合、
恐らく「段落」設定に「ぶら下げ」が
設定されているためです。
Ctrl+Qキーを使ってこの設定を
解除できます。
「書式」メニューから「段落」オプションを
開き、「最初の行」の設定が「ぶら下げ」
になっていれば、「なし」に変更し、
「既定に設定」ボタンを押すことで
標準スタイルに戻せます。
