夏の暑さを乗り切るためにエアコンの
冷房は欠かせませんが、皆さんは
どのくらいの温度に設定していますか?
外の暑さで冷房を強めにしてしまう
こともあるでしょう。
でも、一体どれくらいが最適な設定温度
なのでしょうか。
この記事では、冷房を設定する際の
理想的な温度、28℃とされるその理由、
そして快適に過ごすための方法を
ご紹介します。
冷房を設定する上での適切な温度
連日の暑さで、エアコンの冷房を
どの温度にしようかと悩むことは
よくあります。
自宅では自分の好みで温度を設定
できますが、オフィスや公共施設では
多くの人のことを考える必要があります。
では、どの温度が適切なのでしょうか。
推奨する温度を設けており、冷房の場合
は28℃が推奨されています。
しかし、なぜ28℃なのでしょうか。
28℃設定の根拠
28℃が推奨されるには、さまざまな
理由があります。
これには法律や規則が関わっています。
例えば、建築物の衛生環境を守る法律や、
労働安全衛生法による事務所の衛生基準
規則などがあり、これらは室内温度を
17℃以上28℃以下に保つよう規定
しています。
では、なぜ28℃が広く受け入れられた
のでしょうか。
28℃設定が広まった背景
環境省の推奨する28℃という設定温度が
広く浸透した背景には、クールビズ
キャンペーンや、2011年の東日本大
震災後の節電意識の高まりがあります。
これらの影響で、夏の軽装やエアコンの
使い方についての意識が変わりました。
このようにして、エアコンの冷房設定
温度として28℃が広く受け入れられて
いるのです。
快適な冷房生活のための温度設定とアドバイス
夏場、冷房の温度設定を28℃にしても、
実際には涼しく感じない人がいるかも
しれません。
それは、室内の状況や個々人の暑さへの
感じ方に差があるからです。
例えば、こんな状況ではどう感じますか?
– 室内が高湿度で蒸し暑い
– 外の暑さから帰宅したばかり
これらを考えただけでも、気温が高く
感じられますよね。
このような時、28℃の冷房設定では
満足に「涼しい」と感じないことが
あります。
そこで、より快適に過ごす方法をいくつか
提案します。
気になるのは、室内の温度差も
一因です。
大きなスペースでは、エアコンの風が
一方向に偏り、部屋の中に冷たいエリアと
暑いエリアができてしまうことがあります。
室内の温度差をなくすコツ
エアコンの風の向きを変えても問題が
解決しない場合、サーキュレーターを
使って冷気を部屋全体に均等に分散させる
ことが効果的です。
しかし、サーキュレーターによって書類が
飛ばされないよう、置き場所や向きに
気を付けましょう。
結論
28℃という冷房の設定温度が推奨されて
いるものの、実際の快適さは周りの環境や
個人の感じ方に左右されます。
状況に応じて工夫をして、快適な
生活空間を作り出すことが重要です。
それでも体調に不安がある場合は、
適切に温度設定を調整し、無理をしない
ようにしましょう。