「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の
それぞれが指す時期はいつなのか、
その違いは何でしょうか？
また、これらの時期は地球の位置に基づいて
どのように識別されるのでしょうか？
そして、太陽の南中高度はどのように
計算するのが良いのでしょうか？
夏至・冬至・春分・秋分の特徴と識別方法
春分
太陽の黄経が0度となる時期で、
毎年3月21日頃に訪れます。
この日は昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、
実際には昼の方がわずかに長くなります。
夏至
太陽の黄経が90度の時期で、
毎年6月21日頃です。
この時期は北半球で一年で最も昼が長く、
夜が短い日となります。
秋分
太陽の黄経が180度の時期で、
毎年9月23日頃。春分と同様、
昼と夜の長さがほぼ等しくなりますが、
昼が少し長めです。
冬至
太陽の黄経が270度の時期で、
毎年12月22日頃。
この日は北半球で南中高度が最も低く、
昼時間が最も短く、夜が長い日です。
各季節の変わり目は地球がその軌道上の
特定の位置を通過するときに発生します。
夏至は太陽が最も北に位置する日であり、
逆に冬至は最も南に位置する日です。
春分と秋分は太陽が真東から昇り、
真西に沈むため、世界中で昼と夜の長さが
ほぼ等しくなります。
ただし、実際には昼の時間が少し長くなります。
まとめ
夏至は年間を通じて最も日が長い日で、
この日は太陽が一年で最も長く空に留まります。
一方、冬至は年間で最も日が短い日で、
太陽が空に見える時間が最も短くなります。
春分と秋分は、
日と夜の長さがほぼ同じになる特別な日です。
太陽が天球を一周する道筋である黄道は、
天の赤道に対して約23度4分の角度で傾いています。
黄道と天の赤道が交わる点を「分点」と呼び、
南から北に向かう交点を「春分点」、
北から南に向かう交点を「秋分点」と称します。
これらの分点を通過する日は、
「春分の日」と「秋分の日」として知られ、
これらの日には昼と夜の長さが
ほぼ等しくなりますが、
実際には昼の方が数分間長いとされています。
年間を通じて、春分から夏至にかけて
昼の長さが徐々に長くなり、
秋分から冬至にかけて夜の長さが長くなります。
日本では、春分の日と秋分の日が
祝日に指定されており、
その年の具体的な日付は毎年2月に官報で
「暦要項」として公示されます。
