かつては縁日などでよく見かけたウズラですが、最近ではそういった場面も少なくなりました。
しかし、ウズラはコンパクトでかわいらしいため、今でも飼ってみたいと思う人は多いようです。
では、ウズラは人になつくのでしょうか?
実際には、ウズラが人になつくかどうかは個体によります。
どれだけ時間をかけて育てても、ウズラが人になつかないこともありますし、逆に飼い主にすっかりなつくウズラもいます。これは、ウズラの性格や飼育環境、接し方などの影響を受けるためでしょう。
ウズラを飼う際には、なつくウズラもいれば、そうでないウズラもいることを覚えておくと良いでしょう。期待通りに人懐っこくなるウズラもいれば、成長するにつれて距離を置くようになるウズラもいます。こうした違いを理解して、ウズラとの関係を楽しむためのコツを知っておくことが大切です。
なつくウズラの特徴
飼い主に寄り添って後をついてくるウズラは、飼育の楽しさを感じさせてくれます。
こうしたウズラは、まるでペットのようにコミュニケーションを取ることができ、飼い主とウズラの交流が楽しくなります。
動画などでも、飼い主の後を追いかけるかわいらしいウズラの様子を見ることができます。
なつかないウズラがいる理由
一方で、なつかないウズラも存在します。
ウズラの性格や育て方の影響で、なつかないことがあるため、全てのウズラが人に慣れるとは限りません。
また、幼いころは人になついていたのに、成長とともに自立していくウズラもいます。
ウズラを飼うときには、接し方や個体の性格が関係してくるため、必ずしも全てのウズラが人になつくとは限らないことを理解しておきましょう。
ウズラとの出会いはある意味で運でもありますが、ウズラと上手に付き合うための工夫をすることで、良い関係を築くことができるでしょう。
ウズラが人になつくためのポイント
ウズラを飼うとき、どうすればなついてくれるのか、そのポイントをお伝えします。
遺伝子が影響する
ウズラが人になつくかどうかは、遺伝子の影響を受けると言われています。
犬やオオカミは長い歴史の中で人間と共生してきたため、人になつきやすい傾向がありますが、ウズラはその割合が低いようです。
ただし、親ウズラが人になついている場合、その子も同じように人に慣れる可能性が高まります。親ウズラの様子を確認できるなら、チェックしてみてください。
多頭飼いより単体で
ウズラは単体で飼育すると、人になつきやすくなると言われています。
単体で育てると、ウズラは飼い主以外に興味を持つ対象がなく、飼い主に集中しますが、他のウズラと一緒に飼うと、ウズラ同士で遊んでしまうためです。
ウズラが人になつく確率を上げたいなら、単体飼育をおすすめします。
孵化から育てると
動物全般に言えることですが、幼いころから育てると、人になつきやすくなります。
特に鳥類には「刷り込み」という習性があり、生まれてすぐ見たものを親だと認識します。ウズラが人になつくためには、孵化の段階から育てると良いです。
孵化したばかりのときから育てることで、ウズラはあなたを親だと思い、ついてくるようになります。
放し飼いすると
ウズラを放し飼いにすると、ケージで飼うよりも人になつきやすいという話もあります。
ケージ越しより、自由に放して触れ合う方が、ウズラと親密な関係を築けるからです。
ただし、放し飼いにすると、ウズラの糞が部屋に散らばるので、掃除や衛生管理には注意が必要です。床にカバーを敷いたり、洗濯の頻度を増やすなどして、清潔な環境を保つようにしましょう。
まとめ
ウズラは、犬や猫のようにどんな個体でも人になつくわけではありませんが、遺伝子や育て方によっては、かなりなつくこともあります。
特に、孵化から育てることで、ウズラが人になつく可能性が高まります。
ウズラを可愛がり、食べ物を手渡しするなど、積極的にコミュニケーションをとることで、より親密な関係が築けるでしょう。ウズラとの楽しい時間を過ごしながら、丁寧にお世話していきましょう。