寒中見舞いは、冬に送る挨拶状として
よく使われますが、
喪中の時期にも適しています。
不幸が突然起きることもあり、
喪中はがきを準備する時間が
足りないこともあります。
喪中で新年の挨拶を自粛している場合でも、
年賀状が届くことがあります。
このような状況で、
どのように寒中見舞いを
書けば良いかについて説明します。
寒中見舞いと自分の喪中を伝える文章について
自分が喪中であることを伝えつつ
寒中見舞いを送る際の文例を紹介します。
この状況は大きく二つに分けられます。
一つは、年末に不幸があって喪中はがきを
送るタイミングを逸した場合、もう一つは、
喪中にもかかわらず年賀状を受け取ったときに
返す場合です。
以下、それぞれのケースに合わせた
文例を示します。
喪中に年賀状を受け取った際の返答文例
新年早々に心暖かい年賀状をいただき、
ありがとうございます。
喪中のため新年の挨拶を
差し控えさせていただきました。
昨年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
この寒い時期、
どうかお体を大切にしてください。
年初めにお送りいただいた年賀状に
深く感謝しております。
喪中であるため、
新年の挨拶を控えさせていただきました。
昨年はご厚情に感謝しております。
本年も良い関係が続きますよう願っています。
寒さが厳しいですので、
お体に気をつけてください。
新年にいただいた年賀状に
心から感謝しています。
喪中のため、今年は挨拶を
控えさせていただきました。
昨年は大変お世話になりました。
引き続き、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
寒い日々が続きますので、
お体を大切にしてください。
年末の不幸により喪中はがきを 送れなかった場合の文例
昨年末に突然の悲報があり、
喪中はがきの準備が間に合わず、
遅れてしまいましたことをお詫びします。
故人は令和○年12月○日に逝去いたしました。
家族だけで葬儀を執り行いました。
喪主：〇〇〇〇
昨年末に予期せぬ別れがあり、
喪中はがきを送ることが叶わなかったこと、
この場を借りてお詫び申し上げます。
故人は令和○年12月○日に逝去しました。
葬儀は近親者のみで執り行いました。
喪主：〇〇〇〇
昨年末、家族に不幸があり、
喪中はがきを送ることができませんでした。
この場を借りてお知らせします。
故人は令和○年12月○日に永眠いたしました。
葬儀は親族のみで執り行いました。
喪主：〇〇〇〇
喪中に寒中見舞いを送る理由
寒中見舞いは、寒い時期に相手の健康や安全を
気遥かう挨拶状ですが、
喪中の際にも使われます。
その主な理由は以下の通りです。
喪中はがきを送る時間がなかった場合
喪中はがきを間に合わせられなかった場合
年末に起こった不幸で喪中はがきを
間に合わせられなかった時、
通常通り年賀状が届くことがあります。
このような時には、寒中見舞いを通じて
喪中であることを伝えるのが良いでしょう。
喪中はがきの後に年賀状を受け取った場合
喪中はがきを送ったにも関わらず、
年賀状が届くことがあります。
これは、相手が喪中通知を見落としたり、
時間が経過して忘れてしまったりした場合です。
喪中はがきは新年の挨拶を控える旨を
伝えるものですが、年賀状を受け取っても
問題ありません。
そのため、喪中はがきを送った後に
年始の挨拶を受け取った場合、
寒中見舞いで返事をするのが一般的です。
こちらは、寒中見舞いの際に
自分が喪中であることを伝える
文章の再編成です。
元の意図を損なうことなく、
表現を変えています。
まとめ
寒中見舞いにはさまざまな使い道があり、
特に自分が喪中である時にはとても便利です。
年賀状を送らない年は、
普段なら届くはずの年賀状が来ないことで
疑問に思う人もいるかもしれません。
そんな時、寒中見舞いで
その理由を伝えることができます。
また、喪中の知らせを送ったにも関わらず
年賀状が届いてしまった場合の返事としても、
寒中見舞いを利用できます。
普段から寒中見舞いを出す機会が少ない人でも、
自分の言葉で心を込めたメッセージを
送ると良いでしょう。
