愛媛県の多彩な地域色を持つ方言を集めて、
その魅力をわかりやすく解説します!
愛媛県の方言は地域によって異なり、
伊予弁が特に広く使われています。
例えば、東予地域は今治弁、
中予地域は伊予弁、南予地域では南予方言が主流です。
香川県や広島県と隣接している愛媛県の方言は、
これらの地域と似た言葉もありますが、
独自の表現も多く存在します。
たとえば、黒板消しは地元では「ラーフル」と呼ばれ、
模造紙は「とりのこ用紙」、口内炎は「けんびき」と表現します。
また、カメムシには「しゃくぜん」「じゃくじ」
「じゃこ」「じゃっく」といった様々な呼び名があります。
「やけん」や「わい」などの方言特有の語尾も、
愛媛県の方言の特徴を形成しています。
日常で頻繁に使われる言葉やフレーズについて、
例文を交えて詳しく説明します。
この記事では愛媛県の方言の意味と使い方、
特徴的な語尾、そして五十音順で整理された方言の一覧を紹介しています。
興味深い単語から探索を始めてみましょう!
~わい・~らい
– **意味:** ~よ
~けん・~やけん
– **意味:** ~だよ、~だから
~ぞなもし
– **意味:** ~ではないか、~ではないですか
あらやけ
– 意味:食器洗い
いいえのことよ
– 意味:どういたしまして
いぶしこぶし
– 意味:凸凹
いんでこーわい
– 意味:帰ります
– **がいな:**
意味は「強い」や「乱暴」。自己中心的な振る舞いを指す時にも使われます。「がいに」という表現では、「非常に」や「とても」という意味になります
– **かく:**
複数人で物を持ち上げて運ぶ行為を指します。
学校の掃除時に机を移動させる際などによく使われ、神輿を担ぐ時にも用いられます。
– **かやす:**
コップの中の飲み物をこぼすことを意味します。
「裏返す」という言葉から派生し、西日本では広く使われています。
– **かるう:**
物を背中に担ぐこと。
ランドセルやリュックを背負う際に用います。
「からう」「かろう」とも表現されますが、「おっぽ」とは別の意味です。
– **けつる:**
「蹴る」という意味
「つ」が入るのが特徴的です。「けつまげる」という言葉は「転ぶ」という意味になります。
しゃぐ
– **意味:** 押しつぶす、轢く
じゅうるたんぼ
– **意味:** ぬかるみ
しゅむ
– **意味:** 鼻をかむ
たいぎい
– **意味:** めんどう、だるい
だいじない
– **意味:** 問題ない、かまわない
たいたい
– **意味:** 魚(子ども向けの言葉)
たごる
– **意味:** 咳をする
ねき(近く)
– **意味:** すぐ近く、隣接して
ねんがける(狙う)
– **意味:** 狙う、注目する
はなのす(鼻の穴)
– **意味:** 鼻の穴
はぶてる(ふてくされる)
– **意味:** 拗ねる、不機嫌になる
へっちょ(見当違いの方向)
– **意味:** 間違った方向
まがられん(触ってはいけない)
– **意味:** 触ってはいけない
むつこい(脂っこい)
– **意味:** 脂っこい、味が濃い
もんた(帰ってきた)
– **意味:** 帰ってきた
やおい(柔らかい)
– **意味:** 柔らかい
やねこい(しつこい)
– **意味:** しつこい、気難しい
よもだ(いい加減な人)
– **意味:** いい加減な人、無責任な人